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T-LSB (トーネジ・ラグスクリューボルト)

CLT材の座掘りが不要に!
施工プロセスを簡素化し強度をアップ!

​木・鋼ハイブリッド構造の締結に新提案!​
トーネジ・ラグスクリューボルト

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T-LSBは、添え板鋼板とCLTなどの木材を締結する部品として、

施工の簡素化とコスト削減を目的に開発された製品です。

SDGsで森林資源の有効活用が求められるなか、注目を集めている“木・鋼ハイブリッド建築”の施工に大きな効果を発揮します。

TーLSBの特長 

取施工プロセスの簡素化を実現!

  • 従来形LSBのような六角頭部がないため、木材の座堀りが不要です。
  • 座堀りがないのでエポキシ樹脂の充填作業が不要です。
  • 充填剤使用の場合に必要な、はつり作業が不要です。
  • 専用のアタッチメントボルトを使用して簡単にねじ込みが可能です。
  • 座堀り加工費、充填剤費用、はつり作業などコストの削減ができます。
  • 施工の簡素化により工期が短縮できます。
  • 製造ロット毎に管理を行っており、検査成績表を用意しています。
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建築指定材料で構成した接合システム

  • ​T-LSBの材質は JIS G 3138(建築構造用圧延棒鋼)に規定するSNR490Bを使用します。

  • 取り付けボルトは JIS B 1180(六角ボルト)強度区分は6.8とし、首下長さは下の寸法図・右にある「取り付けボルトの首下長さ選定表」を参照してください。

  • 座金は JIS B 1256(平座金)大形-部品等級 A 硬さ区分 300HV となります。

  • T-LSB、取り付けボルト、座金の表面処理は、JIS H 8610(電気亜鉛めっき)2種3級 EP-Fe/Zn8/CM2となります。

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機械的性質

■T-LSBの機械的性質は、下表の通りとなります。

寸法図

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■取り付けボルトの首下長さ選定表(mm)

※添え板鋼板の鋼材厚さとなります。

施工・取付け方法

1)CLTと添え板鋼板の組立て

CLTと添え板鋼板の接合に先立ち、CLTと添え板鋼板のボルト孔にズレはないか、取り付けボルトがスムーズに締め付けられるか否かを確認してください。 CLT及び添え板鋼板の接合面は共に平滑であることが重要です。また、添え板鋼板の孔周辺のまくれ・バリなどは適切な時期に除去してください。

2)T-LSBのCLT床板へのねじ込み

  • T-LSBをねじ込むためのCLTに開ける下孔は、φ26mm、深さ160㎜です。

また、CLT接合面に直角に開けてください。

  • アタッチメントボルトをT-LSBの雌ねじ部に装着してCLTへのねじ込みをしてください。

  • T-LSBのねじ込みは、トルク制御機能を有した電動レンチを使用してください。

※ 電動レンチの一例) TONE M16用 : SPトルコン 300N-1

  • アタッチメントボルトの座金がCLT表面に密着したところでねじ込み終了してください。

  • T-LSBがCLT内部に完全にねじ込まれたことを確認した後、電動レンチの逆転機構と 反力アームを利用してアタッチメントボルトを取り外してください。

  • CLT接合面とT-LSBの頭部が面一であることを確認してください。

T-LSBの装着イメージ図

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3)取り付けボルトの締め付け

取り付けボルトの締め付けは次の手順で行なってください。本締めトルクの標準設定は 180N・m としますが、 詳細は製造ロット毎に提示する T-LSB の検査成績表の値としてください。

取り付けボルトの締め付けフローチャート

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取り付けボルト・座金に異常のないこと、

CLTとT-LSBに異常ないことを確認する。

取り付けボルトをT-LSBの雌ねじ部に装着しフィンガータイトで締め付ける。

電動レンチを使用して指定トルクで取り付けボルトの頭部を締め付けた後、取り付けボルト、座金、鋼材にマーキングを施す。

本締め後、取り付けボルトの締め忘れが無いか目視で確認する。

座金を入れずに取り付けボルトのみで締結してしまった場合は、

ボルトを取り外して新たなボルトと座金を使用して、再度ボルトを締め付けてください。

T-LSBの使用例

添え板鋼板とCLTなどのジョイントが簡単に行えます。 専用のアタッチメントボルトを用いて、予め工場でT-LSBをCLTなどにねじ込んでおけば、現場でボルト締結をするだけです。取り付ける鋼板に開けるボルト孔は、ボルトの呼び径+4mm以下としています。

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【添え板鋼板の強度基準】

添え板鋼板は、厚さ6mm〜40mmで、鋼材の種別は以下のように規定している。 このF値は、平成12年建設省告示第2646号:鋼材等及び溶接部の許容応力度数並びに材料強度の基準強度を定める県に規定する基準強度F値を示している。

JIS G 3101(一般構造用圧延鋼材) SS400 (F=235N/㎜2)

JIS G 3106(溶接構造用圧延鋼材) SM400A、 SM400B、SM400C (F=235N/㎜2)

SM490A、 SM490B、SM490C (F=325N/㎜2)

JIS G 3136(建築構造用圧延鋼材) SN400A、 SN400B、 SN400C (F=235N/㎜2)

SN490B、 SN490C       (F=325N/㎜2)

【CLT床材の仕様基準】

規  格  : 日本農林規格 JAS 3076 直交集成板(幅はぎ有り)

構成/厚さ: 5層5プライ(150mm)及び5層7プライ(210mm)

樹  種 : スギ

強度区分 : 異等級構成  Mx60-5-5、Mx60-5-7

       同一等級構成 S60-5-5、S60-5-7

ラミナ厚 : 30mm

ラミナ幅 : 幅/厚さ比 3.5以上(ラミナ幅105mm以上)

使用環境 : C

製  造 : 山佐木材株式会社(JAS認定番号 JPIC-CL2)

検証試験

BL(ベターリビング)一般評定取得

引張・圧縮試験を用いてT-LSBとCLT試験体の圧縮荷重を測定。 試験体の変位を電気式変位計を使用して相対変位を測定し、荷重変位曲線として記録していきます。 そのようなデータの蓄積を重ね、一般社団法人ベターリビングでの 『CLT床板と添え板鋼板をトーネジ・ラグスクリューボルト(T-LSB)を用いて緊結した接合部の短期許容せん断耐力』 として、一般評定を取得するに至りました。

​試験体・積荷の様子

試験体・積荷の様子の画像

​荷重・変位曲線

​荷重・変位曲線の画像

​評定書

評定書の画像

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