TーLSBの特長
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Sタイプ(従来型)、E タイプ(端部 雄ねじ型)、H タイプ(端部六角雌ねじ型)の3タイプをご用意して、様々な接合方式に対応致します。
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雄ねじ部は冷間転造による成形を行っており、環境に配慮した製品となっております。
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Sタイプ専用アタッチメントボルトやEタイプ専用胴管をご用意しており、木部材へのねじ込み作業が簡単に行えます。
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製品ロット毎に管理を行い、寸法検査表、ミルシートのご提出が可能です。
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当社つくば工場にて生産を行っているため、特殊な形状やサイズなど柔軟な対応が出来ます。



施工・取付け方法
1)T-LSBの木部材へのねじ込み
◎T-LSB全タイプのねじ込み作業は、必ず電動トルクコントロールレンチを使用してください。
※どのタイプについてもねじ込み作業にはインパクトレンチのご使用はお控えください。
インパクトレンチの振動により木部材へ影響が出る可能性がこざいます。
T-LSB・Sタイプの場合
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T-LSB·Sタイプ用アタッチメントボルトを使用します。
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アタッチメントボルトをT-LSBの雌ねじ部に装着して木部材へねじ込み作業を行ってください。
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アタッチメントボルトの受け板が木部材表面に密着したところでねじ込み作業を終了してください。
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T-LSBが木部材内部に完全にねじ込まれたことを確認した後、電動トルクコントロールレンチの逆転機構と反カアームを利用してアタッチメントボルトを取り外してください。
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木部材接合面とT-LSB後端部が面一であることを確認して作業終了となります。
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T-LSB·Sタイプ

アタッチメントボルト

アタッチメントボルトを装着
T-LSB・Eタイプの場合
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T-LSB·Eタイプ専用胴管と通常ナットを使用します。
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T-LSB後端の雄ねじ部に専用胴管、通常ナットを取り付けてねじ込み作業を行ってください。
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専用胴管のフランジ部が木部材表面に密着したところでねじ込み作業を終了してください。
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T-LSBが木部材内部に完全にねじ込まれたことを確認した後、電動トルクコントロールレンチの逆転機構と反カアームを利用して専用胴管を取り外してください。
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木部材接合面とT-LSB後端雄ねじ部が始まる部位が面一であることを確認して作業終了となります。

T-LSB·Eタイプ

専用胴管

専用胴管、通常ナットを装着
T-LSB・Hタイプの場合
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電動トルクコントロールレンチでねじ込み作業を行い、T-LSB端部の六角部が木部材に完全に埋中したところで作業終了となります。
(木部材に座彫りが必要です)

T-LSB·Hタイプ

電動トルクコントロールレンチ

2)T-LSBをねじ込んだ木部材と相手方部材との締結
T-LSB・Sタイプ、T-LSB・Hタイプの場合は取付けボルトを使用します。

取付けボルト、座金に異常のないこと、
T-LSB及びねじ込んだ木部材に異常がないことを確認します。
取付けボルトをT-LSBの雌ねじ部に装着しフィンガータイトで締め付けます。
電動トルクコントロールレンチを用いて取付けボルトの頭部を締め付けた後、
ボルト、座金、 鋼材にマーキングを施します。(後に緩み等の発生確認のため)
本締め後、取り付けボルトの締め忘れが無いか目視で確認します。
T-LSB・Eタイプの場合は端部雄ねじ部に対してナット等で締結作業となります。

T-LSB·Eタイプの端部雄ねじ部に損傷やねじ山の潰れがないか、
木部材に異常がないかを確認します。
T-LSB·Eタイプと接合する鋼材の孔に雄ねじ部を通し、ナットを
フィンガータイトで締め付けます。
電動トルクコントロールレンチを用いて取付けナットを締め付けた後、雄ねじ部、
ナット、(座金)、 鋼材にマーキングを施します。(後に緩み等の発生確認のため)
本締め後、ナット等の締め忘れが無いか目視で確認します。
T-LSBの使用例
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木部材への吊り材の受けとして
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支柱や手摺り、看板などの設置に
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鉄骨構造建築物において木部材を床板、壁材として使用する場合に
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構造部材として木部材が使用される柱-柱接合や柱-梁接合に
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木部材構造での意匠的な目隠し接合として
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駅舎ホームなどの木質化に伴う接合部材として

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T-LSBの製品概要
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T-LSBはS45C材、SNR490B材を使用しています。他の材質についてはご相談となります。
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取付けボルトは強度区分6.8のM16サイズをご用意しています。他の呼び径、首下長さ、強度区分についてはお問合せをお願い致します。
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取付けボルトと一緒に使用する座金は部品等級A、硬さ区分300HVの大型座金M16をご用意しています。
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T-LSB、取付けボルト、座金の表面処理は、電気亜鉛めっき(EP-Fe/Zn8/CM2)としています。
製品形状(略図)


T-LSB・Hタイプ(端部六角 雌ねじ型)






T-LSB・Sタイプ(従来型)

T-LSB・Eタイプ(端部雄ねじ型)

検証試験
製品は、引き抜き試験、せん断試験、薄板試験、実物大試験など各種試験を実施しています。

せん断試験

実物大試験

引き抜き試験



薄板試験

T-LSB関連 取得特許
第6986764号
第6909380号
第7152046号
第6923984号
第7378187号
第7397546号
第7496655号
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